ブルドッグ・ミラネーゼ: 混乱のトイレシートトレーニング

イタリア全国で天気が悪い、今日この頃。

先週末から、ミラノもずっと雨。

ちょっと寒いとすぐに痰がからむカミッラ。

本当にデリケートなんです。

だからこそ、家の中でも用を足せるように、チワワのプーパと同じように、私のトイレにトイレシートを敷き、そこでオシッコをすることも学ばせたかったんですが。

諦めました。

メスのプーパは、トイレシートでもするし、庭でも、散歩でも、できます。
一方、オスのスカールは、散歩、庭のみ。

カミッラが我が家に来たばかりの頃、大風邪で、散歩に連れて行けなかったのもあり、しょっぱなから、庭で用を足すのと同じように、家の中のトイレシートでもできるように、訓練させていたんですが。

最初は、すんなり学び始め、トイレシートでできるようになりつつあったのが。

問題は、スカール。

スカールは、“絶対に”家の中を汚しません。

カミッラが来る前、スカールは何時間も留守番させていても、絶対に家の中を汚さず、私たちやお手伝いさんの帰りを待っています。そして、家にいるときでも、緊急のときは、私を呼びます。

それが、カミッラに、トイレシートトレーニングを始めたら、スカールもトイレシートにするようになり。ちゃんとシート内にしてくれればまだ許せるものの、雄なので、はみ出し、私のトイレは、すごいことになっていました。それを見つけると、スカールを怒り、注意。スカールを怒る私を見て、カミッラ、トイレに近づかなくなったんです。

スカールのことが大好きなカミッラ。

いつもスカールの後ろにいますが、トイレシートの件について、スカールを叱り、トイレで怒り狂う私を見て、混乱。

昨日もトイレに連れて行き、オシッコをさせようとすると、スカールがついてきて、興味津々で、私のトイレを汚すタイミングを見計らっているのがわかり、頭にきて、スカールを怒鳴り散らし、遠ざけ。何がなんだかわかっていないカミッラは、怖がり、トイレシートでしたがらなくなりました。

昨日だけでなく、よく考えてみると、いつもトイレシートトレーニング中に、スカールが邪魔をして、いつもスカールを叱りつけるので、カミッラは、スカールのように、トイレシートにしてはいけないのではと混乱しているんです。

昨日のある時点で、オシッコのタイミングだったのはわかっていたので、トイレでさせようと、私も粘ったんですが、こうして、しまいには眠り出し。

当分、トイレシートトレーニングからは少し離れることにします。

こうして書きながら思い出してみると、スカールも仔犬の頃は、というか、大人になっても、数年前まで、以前の家ではよく汚していました。
プーパもトイレシート訓練に何ヶ月もかかりました。そして、トイレシート訓練が終わった頃、1歳になる頃に、主人と暮らし始め、プーパのトイレシートが敷いてある私のトイレをスカールがよく汚していたことを思い出しました。

少し、トイレシートトレーニングから離れ、私も戦略を練ることにします。

まだまだ1日に2度は必ず家の中を汚すカミッラですが、我が家に来た当初に比べれば、もちろん回数も減っているし、家の中を汚すことは、悪いことだという意識はあるみたいなので、それだけでも進歩と思うことにします。

こうして、成長の過程を経て、スカールやプーパについて感じるように、今後、楽しいことや辛いことも共に、一緒に人生、そして犬生を歩んでいくことで、お互いの愛情、信頼関係が深まることかと思います。

まだまだ、新入りのカミッラ。

今、足元でいびきをかいて寝ています。

唯一穏やかなひととき。